今日朝9時の線量は、0.043μSv/h。そしてこの24時間は、42〜43で推移していたようだ。昨日午後からはずっと43ちゅー感じである。箱根あたりからこっち、ずっと天気が安定している。そろそろ雨でも降ってもらわないと困る人たちが出てきそうだ。
さて、明日から9月である。9月になればいろんな人のいろんなことが変わるだろうけど、関東エリアのみんなが等しく変えられてしまうことがある。それが電気料金だ。9月から上がるんである。しかしホント、これ、経済界と官僚に見事にしてやられたケースになっちゃったなあ。日本航空がいい加減な経営をしたら、倒産した。仮に全日空がいい加減なパイロット管理して、ヒコーキあっちこっちでポコポコ落ちでもして賠償が膨大になり損益がひっくり返ったら、やっぱり倒産するだろう。これが、正常な話である。ところが東電は、いい加減な経営に終始し、自ら取り返しの付かない大事件を起こして巨額な賠償を背負ったにも拘わらず、その尻拭いを税金と、利用者に押し付けることに成功したのだ。これで安心。原発は、コスト的にはノーリスクハイリターン。どこの電力会社も、原発再稼動をしようとするだろう。そしてノブレス・オブリージュ無き日本の経済界は、それを止める意思がない。
関電が、実は電力需要の予測を違えてて、原発なくてもピーク電力供給に困らなかったとか、電気が余って火発を止めたとかニュースになってたが、そんなのはじめっからわかってた話である。火発を止めるために、原発動かしたいんである。これはコストの問題なのだ。原発ぶっ飛んでウン兆円単位の賠償が発生しても、電力会社の腹は痛まないことが、もう明確になってしまったこの国。つまり、そこのコストは考えなくていいんだから、原発は動かさないと損なのである。
