今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、42〜44で推移していたようだ。って、ここんとこまるでコピペである。
毎日新聞の「この国と原発」という特集が現在第7部まで来ていて、だからナニ?的な部分もあるけど基本的にはなかなか力が入った連載となっている。今日の話は電力債による資金調達で原発が増えた話。元々発行枠がでかかった電力会社の社債発行枠を通産省主導でドカンと拡大し、原発なんか持つことのできなかった小さい電力会社にも原発建設を可能にしてきた経緯なんかだったわけだけど、ああ、日本だなあ、と思ったのは、オイルショックなどがあって国策で原発を推進してた背景がありつつも、「原発がなければ一流の電力会社ではないという雰囲気があった」という元毎日新聞論説委員の印象。経営規模の小さい北海道、北陸、四国の3電力会社は、純資産額だとか資本金と資本準備金だとかそんな枠を大きく越えて資金調達し、原発を作ってきた。そんな経営規模では原発事故が起きたとき、支えきれなかったにも関わらず。
年間売り上げ5兆円の東電でも、実質的に賠償を支えられなかった。枝野が破綻している東電を倒産させられなかったのは、5兆円にも及ぶ発行済み社債のせいなんだよなあ。