今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。
東電にしてみれば、ぶっちゃけ賠償なんかは特別損失にぶっこまれたのを原子力損害賠償支援機構が補填するような仕組みがあるので屁でもないわけだけど、もちろん廃炉費用は、原賠機構は関知していない。現行の法体系のままで原発が一気に何基も廃炉になると、原発何基も抱えている電力会社では特別損失が膨大になって債務超過に陥り、場合によっては倒産、なんてことも視野に入ってしまう。そんな危機をそのまま、手をこまねいて傍観するような経営者はいない。だから、あらゆる手を尽くして原発の廃炉を阻止しようとしているわけだ。これではフクイチ事件の悲惨な経験が、喫緊のエネルギー問題に一切活かされないから、ホントに廃炉すべきヤバい原発はちゃんと廃炉できるように、そしてもちろんそれで電力会社の腹も痛まないように、経産省がそんな損失を先送りし、なおかつ利用者に転嫁できる方法を作ろうとしていることを書いたわけだけど、あのころの記事よりちょいと事情がわかりやすい記事があったのでリンク。しかしあれから2週間かかってるぞ。それに、”最終的な廃炉費用の負担が消費者に転嫁されるのに変わりはなく、国の責任で廃炉を進めるべきだとの声もあり”とかあるけど、国がやろうが税金になるだけなのだ。国民はシッカリ、そこの費用を覚えておかねばならない。
