今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。泉田知事と東電社長が会談したようだが、その内容はお寒いものでしかなかった。1号基のメルトダウンを防げなかったことに対して、柏崎ではどういう対策を取るのか問うた知事に対し、広瀬社長は「消防自動車を高台にいくつも置いた」である。いや、あのね、フクイチで消防車が活躍したのは、ほかに注水する術がなかったからじゃないのか。消防車は火事を消すためのクルマなのであって、原発注水マシンじゃないのだ。つまりこいつら、結局原発の過酷事故に対して、抜本的な対策なんかひとつも用意できていないということである。ヤバくなったら水かけりゃいいや、なのだ。安全とカネと、どっちが大切だと問われ、安全だと答えた広瀬だが、一番大事なのはもちろん原発を動かすことで浮かすことができるとされる、3千億円の燃料費だ。「県の了解をいただく前に申請する考えはない」とか言って臨んでおいて、この会談ではとても知事の了承が得られるとは思えない。なんか、別口の作戦でも隠されているのかなあ。